太宰治文学サロン(東京都三鷹市)訪問記(1)

太宰治の魅力にハマる

 

皆さんは、太宰治の作品を読んだことはありますか?

結構好き嫌いの分かれる作家ですが、ハマるとなかなかその魅力から抜け出せないですよね。

実は私も「太宰ファン」でして。

でも文学青年だった若い頃には逆に、全く太宰を受け付けなかったんです。

なんかチャラいと言いますか。鴎外みたいな漢語調の格調高い文章が好きだったもんで。

まあ今になって思えば、大変勿体ないことをしたなあと思いますが。

 

それでも大人になって、いろいろな経験をして改めて太宰の文学に正対した時。

まるでピーマンやトマトの美味さに開眼したような衝撃を覚えました(笑)。

あっという間に全作品を読破し、寝ても覚めても太宰という状況になりまして…。

いや、それだけではおさまらず、ネットでいろいろな太宰情報を嗅ぎまわるようになり…..。

やがて、ある場所を発見してしまうのです。

「太宰治文学サロン…だと…?」

「パンドラの匣」を開けてしまった私は、「太宰の生きた世界」を求めて、いざ旅立つことになるのです…。

 

いざ!太宰治文学サロンへ

 

太宰治の記念館と言いますと、まず思い浮かぶのが「太宰治記念館・斜陽館」です。

しかし、ここは青森県にあり、私の住む町からは遠く、残念ながらまだ行けずじまいです。

ファンとしてはぜひ行かねばならないのですが……。

というわけで、レポが書けませんので、ここについてはサイトでご紹介しておきたいと思います。

(公式サイト)太宰治記念館・斜陽館について

 

実は、太宰治の記念館はもう1か所あります。それが、東京の三鷹市にある「太宰治文学サロン」です。

(公式サイト)太宰治文学サロンについて

 

太宰治は、戦争前夜ともいうべき昭和14年9月より、ここ三鷹の地に家族とともに移り住んでいます。

東京が空襲に遭い、疎開を余儀なくされた期間を除けば、約7年半をこの三鷹で過ごしています。

そんなゆかりの深い三鷹の地。

太宰治文学サロンは、その太宰が通い詰めた「伊勢元酒店」の跡地に建っています。

「伊勢元酒店」は太宰の作品、「十二月八日」に登場します。

「びんを集めて伊勢元に買いに行く。私はご飯を仕掛けていたので、ゆるしてもらった。でも、ひと片附きしたので、園子をおんぶして行ってみると、向うから、隣組のお方たちが、てんでに一本二本と瓶をかかえてお帰りのところであった。私も、さっそく一本、かかえさせてもらって一緒に帰った。」(太宰治 十二月八日 より)

 

太宰の小説には「盛り場」と「酒」がよく出てきますが、ホント好きだったんですね。

そういうところが、明治の文豪たちとちがっていて、新しい時代の作家だったんだなあ、と思います。

さて、サロンはJR三鷹駅からは近いのですが、ちょっと見つけにくい場所にあります。

このサロンへのアクセス方法については、次ページで紹介させて頂きます。

 

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