文京区立森鴎外記念館(東京台文京区)訪問記(2)

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「D坂」にある森鴎外記念館

いつものように、鴎外記念館までのルートを辿ってみましょう。

記念館があるのは東京ですから、北海道や関西以西など遠方から行かれる方は空路、羽田空港を目指してください。

このブログでは、旅費はなるべく抑えることを主張しております(笑)。下記のサイトにアクセスして検索すれば、かなりお得なチケットが見つかりますし、スカイマークが就航する空港近辺にお住まいの方なら、スカイパック・ツアーズを利用するのが吉です。

 

羽田空港に着きましたね。続いて、鉄道での移動をシミュレーションしていきます。

そうしますと、ここからの行程について、皆さんはヤフー路線をご活用になられることでしょう。

https://transit.yahoo.co.jp/

ここで羽田空港→(記念館のある)千駄木と入力すると、非常にわかりにくい候補ルートがいっぱい出てきてしまいます。この時点でお手上げになりますし、妙な自信で進んじゃいますと、間違いなく迷子になります。現に私がなりましたから(笑)(;´д`)トホホ

というわけで、あくまで私の提案ですが、一番安全な次のルートをお教えします。

①東京モノレールに乗りましょう。

②終点・浜松町から山手線/東京・上野方面に乗り換え、西日暮里駅を目指します。

(新幹線や在来線で東京駅に着いた方は、ここから先、同じ説明になります)

③西日暮里駅からは、地下鉄に乗り換え。東京メトロ千代田線急行・唐木田行に乗り、千駄木という駅を目指します。

④鴎外記念館のある千駄木駅に着きます!

千駄木駅に着きましたら、表示などをたよりに、1番出口「団子坂方面」と書いてある出口に向かってください。そこを出ますと、下のような光景が広がるはずです。

 

お店なども多く、賑やかな駅前です。何だかついつい目の前の横断歩道を渡ってしまいそうですが、そうではなくて左手の急な坂道、いわゆる団子坂を登ってください(途中、東京三菱UFJ銀行が現れればOKです)。

団子坂は、江戸川乱歩の初期の傑作、そして名探偵・明智小五郎が初登場する「D坂の殺人事件」でも描かれた有名な地名です。森鴎外や夏目漱石、二葉亭四迷もこの団子坂を小説の中に登場させています。

実際歩いてみると、かなりきつい坂道でした。渋谷の名曲喫茶・ライオンのある道玄坂も急勾配でしたが、ここもなかなかなもんです。

あとはひたすら真っ直ぐ登るだけです。鴎外記念館の案内板も途中出てきますので、変に脇道を疑ったりせず、直進してください。

そうしますと、周りに比べて非常に目立つ、ステンレス製(?)のメタリックな看板が石壁の前に据えられた特異な建物にぶち当たります。そう、ここが鴎外記念館です。

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文京区立森鴎外記念館(東京台文京区)訪問記(1)

文豪・森鴎外の生涯をたどる

森鴎外(1862年2月17日 – 1922年7月9日)は私の大好きな作家です。

私が子供だった昭和のじぶんは、夏目漱石と森鴎外の2名が文豪と呼ばれ、特に漱石に人気が集まっていましたが、私はその頃から断然鴎外びいきでした。

子供心に、何だか分からない男女の恋の駆け引き、しかも相当後ろ暗くて明るさのない作品ばかり書いている漱石よりも、歴史に取材し、格調高いカッコいい文章を綴る鴎外の方がはるかに魅力的だったのです。

「山椒大夫」、「高瀬舟」、「最後の一句」、「寒山拾得」。

下の写真、ポプラ社の少年向け、ハードカバーの本で何度も胸を躍らせて読みかえしたものです。面白かったなあ。

そういえば、生意気な小学生だった私の行きつけの書店「天牛堺書店」には、各本棚のてっぺん、天井との隙間と言った方が良いでしょう、そこに何とも眩しく鎮座する「鴎外全集」がありました。

上の写真のような立派な箱セットの上にベタっとウン万円の値札が貼られているのを見て、絶望するとともにいつかはこの全集を現金で全冊購入してやるぞー!って息巻いたものです。

あれから数十年。

私の念願はついに叶いました。

憧れの鴎外全集を手に入れたのです。

ただし電子書籍で。。。

おねだん200円Σ(・ω・ノ)ノ!

端末への投資はかかるとはいえ、この値段ですよ。著作権フリーになったこともあるのですが、このお値段で鴎外の素晴らしい作品のすべてが読めるなんて、もう望外の喜びですよ。

たしかに、データとして鴎外を読むなんて、ズシリと重い全集版での読破に比べると、ずいぶん味気ない感じもするのですが、それでこのkindle版を利用しないとしたら、実にもったいない話です。だって、鴎外の素晴らしい作品の数々、特に紙の本ではなかなか手に入りにくい史伝ものまで全て収められているのですから。買わない理由がありません。

私は来る日も来る日もkindleを片手に鴎外の作品を読み耽りました。

そして、かつて樋口一葉の作品にハマった時と同じ感情を抱いたのです。

「よし、鴎外の記念館にも行ってみるぞーっ!」