創業宝暦10年 名店玉ひでを訪問

東京文豪巡りの前に名物・親子丼を食す

 

文豪の足跡を巡る東京の旅は大変楽しいですが、道中に美味い店を探すこともまた旅の醍醐味です。

私は大食漢なうえにグルメ好きなので、これまでも東京の数多の飲食店を訪問してきました。

印象深いお店はたくさんありましたが、中でも2016年に訪れた東京・人形町にある鳥料理の名店「玉ひで」は、噂に違わぬ名店でした。

このお店の何がすごいかって、まず創業が古い。何と宝暦10年!西暦で言いますと1760年!この年に目立った事件は起きていませんが、翌々年の1762年にルソーが「社会契約論」を発刊したと言いますから、随分な昔です。

そもそもこの「玉ひで」、創業者で御鷹匠でもあった山田鐡右衛門(てつえもん)が「玉鐡」という名前で軍鶏料理屋を開いたのが始まり。当時の常連は大名であったり、富裕層であったりと、庶民相手のお店ではなかったようですが、江戸の名店番付に載るほどの名声を保ち続けていました。

明治に入って山田秀吉が5代目を継承。「玉鑯の秀さん」という愛称がいつの間にか「玉ひで」の店名として定着し、大変な繁盛をしたそうです。さらに、秀吉とその妻が手がけた親子丼がヒットして全国にその名を知られるようになり、今日では多くの東京観光ガイドに紹介されるほどになりました。

個人的には、「玉ひで」の親子丼は一生に一度は食べておきたいご馳走だと思います。それに出世したら、鳥すきコースなんていってみたいですね~、ぜひとも(笑)。

さて、そんな名店の「玉ひで」ですが、どうやって行けばよいのか?

いつものように私の勝手なルートどりでご紹介したいと思います。

このお店は、東京の人形町というところにあります。下町情緒が今も残る静かな町です。

遠方から人形町までのアクセスは、

【飛行機】 羽田空港ターミナル → (東京モノレール)浜松町駅 → (山手線)新橋駅

【新幹線】 東京駅・品川駅 → (山手線)新橋駅

そして新橋駅から、都営浅草線・京成高砂行に乗り、4駅で人形町駅に着きます。

ちなみに、オトクな航空機・新幹線のチケットサイトを載せておきますので、参考までに。

 

人形町駅に着きましたら、A2出口を出てください。出てすぐのところに「玉ひで」はあります。

 

親子丼の美味さをしっかり堪能

この「玉ひで」随一の人気メニューは「親子丼」です。

これを食するため、平日であっても店の前には大行列が並びます。

実際私が食べに行った日もそうだったのですが、他人様が写らないように相当苦労して写真を撮りました(笑)。

実は、親子丼の発祥の地は、ここ「玉ひで」であった、という説があります。これはWikipediaにもあります。

 

発祥に関しては諸説あるが、1891年頃、日本橋人形町にある軍鶏料理専門店玉ひででは、鳥寿㐂(軍鶏鍋鳥鍋)を食べる客の一部に、鍋の〆として卵でとじてご飯にのせて食べる客がいた。「親子煮」と呼ばれていたこの食べ方を、食べやすいように予め飯にかけて提供するよう客は注文するも、同店五代目店主の妻、山田とくは「汁かけ飯を店で出したら店の格が落ちる」としてこれを固辞していたが、結局、出前専用の料理として提供されるようになったこの料理が親子丼の起源とする説がある[4]。 昭和54年(1979年)までは店内では提供せずに出前のみのメニューとしていたが、旧魚河岸の人々に人気となっていき、七代目耕路の代で店でも提供されるようになった[4][5]。 当時の親子丼は、割り下で鶏肉だけを煮て卵とじにしたもので、玉ねぎやみつば等の材料は使われていなかった。また、開発された当時は生卵を供する習慣がなかったため、1954年頃までは完熟状態で提供されていた[4]。【出典:Wikipedia 親子丼 歴史】

 

私は親子丼大好きなので、もう「玉ひで」サマサマです。

行列なんてなんのその。1時間半待って、いよいよ店内に入ります。

このお店の特徴であるのですが、一人でも多くのお客さんに料理を楽しんでもらおうという考えから、基本、相席のシステムを取っています。私が入店した際も、全然知らない人同士、4人掛けの席に座りました。ここだけは、ちょっと苦手な方がいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、獲物を前にした私にそんなものはどうってことありません。元祖親子丼1500円をオーダー。

最初に鶏スープが出てきました。綺麗な金色のスープ。

お味はあっさりしていて、上質の脂質が舌を包みます。調味料が加わっていない、天然のスープという感じです。

続いて、いよっ、真打。親子丼が出て参りました。

何とも期待感を膨らませるような美しい金色のお椀です。

では、開けますよ。

素晴らしい。

トロトロの玉子にみりんの風味が栄え、またその中に歯ごたえ最高な肉質の軍鶏がいらっしゃいます。さすが、代々受け継がれてきた伝統の味です。舌で肉を転がしながらしっかりと味わい、後味もすっきり、腹持ちもちょうどいい感じでごちそうさまをいたしました。

やはり軍鶏はうまいですね。鶏肉も大好きですが、食感が一回り上質という感じがします。

これだけのご馳走なだけに、何だか江戸時代の食通、長谷川平蔵にでもなった気分。

 

あっ、そうそう。平蔵で思い出した。池波正太郎さんの「鬼平犯科帳」に頻繁に出て来る軍鶏料理屋「五鉄」。鬼平や手下たちが馴染みにしていたあのお店です。あれって、この「玉ひで」がモデルだとか。池波先生自体、大変な食通で知られているので、おそらく「玉ひで」も行きつけだったのかもしれません。

私のように文豪巡りだけでなく、ちょっと東京観光という方は、行列待ちだけ留意され、ぜひ伝統の軍鶏料理、親子丼を体験してみてください。

 

鳥料理 玉ひで
鳥料理 玉ひで
ジャンル:鳥料理
アクセス:地下鉄日比谷線人形町駅 徒歩1分
住所:〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-17-10(地図
姉妹店:ワンチャン タイレストラン  | 江戸路 人形町本店
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情報掲載日:2017年6月17日