台東区立一葉記念館(東京台東区)訪問記(1)のつづきです。まずは交通アクセスから確認しましょう!
樋口一葉の息遣いを感じるまちかどの記念館
吉川英治記念館が英治の疎開と再出発の地・青梅二俣尾にあり、太宰治文学サロンが太宰の終焉の地となった三鷹にあるとするならば、樋口一葉の生涯を照らした一葉記念館は、彼女の代表作「たけくらべ」の舞台となった龍泉寺町にあります。
この龍泉寺町は、一葉の人生とも大変ゆかりの深い場所です。
一葉は、元々裕福な家の出ですが、父の事業の失敗と急逝により家運が傾き、結果、若い彼女が一家の生活を背負わなければならなくなります。それでも、彼女は腹を括ってこの地で荒物・雑貨と駄菓子を売る店を始めたといいますから、たいしたものです。
戦後、龍泉寺町の人々が中心となって一葉を顕彰しようという機運が高まり、昭和36年、ついに台東区が動いて一葉記念館の完成に漕ぎつけました。館は、地下1階、地上3階という大変立派なものです。
ただし、この一葉記念館は大変アクセスが難しい場所にあります。
ちょうど周辺には浅草があったり東京国立博物館があったりするのですが、徒歩圏内というには遠すぎます。
また、都内の方ならば、それほど分かりにくいことはないと思いますが、他県から訪問される方は下調べ必至です。
というわけで、いつものように管理人の老婆心により、一葉記念館へのアクセス方法を掲載させて頂きます。
まず、東京から遠距離の方は、下記のサイトにてお安い航空券を検索してみてください。
お手頃な航空券が見つかりましたら、羽田空港へGO!です。
東京羽田空港に着きましたら、まずは空港内で腹ごしらえ。
このページでショップを調べ、東京の美味しいグルメをご堪能ください。
そこで、ゆっくりテーブルにかけて、羽田空港から一葉記念館のある東京メトロ・三ノ輪駅までの道のりを、定番ヤフー路線で調べるとよい、と思います。
きっと「げっ※★◇▼(;゚Д゚)」となることでしょう(笑)。私もそうでした。
複雑な乗り換え、徒歩ルートまでガチャガチャと表示されて、すっかり行く気が失せてしまいます。
なぜこうなるのかは分かりませんが、個人的には次のルートで大丈夫なので、こちらをお勧めします。
まず、羽田空港から東京モノレールで終点・浜松町駅まで行ってください。
浜松町駅からは山手線に乗り換え、内回り/東京・上野方面に乗車して、有名な秋葉原駅で下車します。
(東京近郊の方や新幹線で東京駅に来られた方も、ここからは同じ行程になります。)
秋葉原駅はご存知の通りオタクの聖地として知られ、メイド喫茶やら電気街やらいろいろな観光スポット(?)がありますが、駅前にどでかいヨドバシカメラがあり、ここでちょっと時間をつぶすのも悪くないかもしれません。
次に地下鉄・東京メトロに乗り換えます。
東京メトロの秋葉原駅は、かなり分かりにくいのですが、JR駅からヨドバシカメラを右手に見ながら飲食店街のような通路を抜けた先にあります。
偶然見つけたのですが、youtubeに〝ぽんでやす〟さんという方が、とても分かりやすい秋葉原駅への道案内動画をアップされていて、こちらを参考にされるのがベストだと思います。
JR秋葉原駅電気街口から東京メトロ日比谷線秋葉原駅への行き方
秋葉原駅からは、東京メトロ日比谷線・南(or北)千住行に乗り、三ノ輪という駅で降りてください。
上の1bという出口を登て地上に出ます。あとは道なり(国際通り方面)に真っ直ぐ歩いてください。
※一葉記念館ホームページにPDFの記事がありますので、参考までに載せておきますね。
しばらく歩くと、道の左側に竜泉町界隈の案内板を見つけることができます。これで現在地が確認できます。
右手に一葉記念館の案内看板が出てきました。ゴールは近いです!
さらにまっすぐ進むと、左に曲がるよう指示する看板に突き当たります。いよいよ近くです。
三ノ輪駅から15分から20分で目的地に到着しました。